不倫をしてみたくて、初めて出会い系サイトに登録してみた

俺が出会い系に登録したのはとある平日の午後のことでした。営業の外回りの休憩がてら入ったチェーン店のカフェでアイスコーヒーを飲みながら、俺はPCMAXのいち会員となりました。出会い系に登録したのは初めてのことです。

年は33歳で、2つ上の妻はいるものの子供はまだいません。結婚生活は今年で8年目となり、夫婦共働きでお互いの稼ぎもそこそこということで、良くも悪くも安定した生活を送っています。

そんな俺が、どうして出会い系サイトに登録し、不倫を求めているのか。まずはその辺りから話していこうと思います。

俺が不倫を求めて出会い系を始めてみた理由

出会い系の登録を決定づけるような、直接的なきっかけはなかったと思います。些細なことが積み重なって、気付いたら不倫願望が生まれていて、そしてカフェのテーブルでそれが不意に溢れてしまったような、そんな感じでしょう。

それでもどこかに理由を求めなければならないというのならば、不倫をしたいと思った最も大きな原因はやはり、

妻とのセックスレス

でしょう。月並みですが、これはかなり大きな原因です。恋愛のドキドキを味わいたいとか、日常に刺激を加えたいとか、そんなロマンチックな心情は皆無で、俺はただひたすらに性欲を満たしたいだけなのです。多分、世の不倫をしている男性の多くは俺と同じような心境なのではないでしょうか。

妻との仲は比較的良好です。子供がいないからなのか、今でも休日には2人で出かけますし、ケンカなども小さなものはあっても、大きなケンカはここ数年したことがありません。お互いどちらかというとおとなしい性格ということも関係しているのかもしれませんね。

いつからセックスレスになってしまったのか、正確には思い出すことができません。セックスする間隔が、1ヶ月が2ヶ月、2ヶ月が半年、半年が1年と、段々と空いてきて、気付けば今のように隣同士で寝ていても背中を向け合うような体勢になってしまっていました。

つい最近、妻とこんなことを話しました。

「子供、どうする?」
「どうするって?」
「産むならそろそろなんじゃないかと思って」
「うーん、子供は授かりものだからねえ」

35歳という妻の年齢を考えるに、あまり時間の余裕はありません。しかし妻は苦笑しながら、やんわりと俺の申し出を拒否しました。長年連れ添っていると、顔つきだけで分かってしまうことがあります。

あ、この人は俺とそういう行為をするのが嫌なんだな

今思えば、この会話が俺を出会い系に登録させる為の、最後の一押しだったのだと思います。罪悪感を感じながらも、俺は初めての不倫にドキドキし、1つ1つ着実に出会い系で女性と会う準備を進めていきました。

出会い系のプロフィール作成がこんなに難しいとは思いませんでした

本人証明のできる書類の写真はカフェのトイレで撮りました。さすがに衆人環視の中で撮る勇気はありません。承認を待つ間、俺はプロフィールを書くことにしました。普段からプレゼン資料を作成したりしているので比較的簡単にできるかと思っていたのですが、これが案外難しかったです。

そもそも自分のアピールポイントが全く分かりません…

プロフィールはいわば自分の顔。自分の人となりを表すものですので、長所だったり人に誇れるものを書けば良いと思うのですが、いかんせん思い当たる節が全くありません。あえて言えば優しさくらいでしょうが、こんなものは誰にでも当てはまるものです。

思い悩んだ末、俺はありのままを記述することにしました。ありのままとはすなわち、

・出会い系は不倫目的で登録したこと
・妻とはセックスレスだということ
・割り切った関係を望んでいるということ

大体この3つの要素を織り込んで、丁寧な言葉でプロフィールを作成しました。項目などはもちろん真っ正直に選択し、残るは写メだけとなりました。そう、写メです。ここで俺はプロフィール作成以上の難関にぶつかりました。

既婚者は顔写メを載せるべきか否か…?

立場を考えれば、もちろんノーです。たまたま知り合いに見られたりしたら元も子もありません。たとえその可能性が限りなく低いのだとしても、代償を考えればリスクを負うことはできません。

しかし自分の立場で考えた時、写メを載せていない異性をどう思うかと言えば、あまりメールしたいとは思いません。やはり文字だけよりも顔が見えた方が説得力がありますし、安心感もあるはずです。

しばらく考えた後、俺は写メの件を保留にしました

写メを載せなければダメということはありませんので、しばらく様子を見て、それから対策を決めようと思います。見たところ写メを登録していない人は、男女共に多そうですし、もしかしたらさほど支障はないのかもしれません。

どうせ不倫するならとキレイな女性にメールを送ってみた

さて、いよいよ女性と出会う為の具体的なステップに入ります。いくらプロフがよく書かれていたとしても、女性にメールを送らなければ始まりません。送る相手を選ぶためにプロフ検索をした俺がまず思ったのは、

女の子、選り取り見取りじゃん!

実際、出てきた女の子は凄い量で、とてもではありませんが全ての人をチェックするのは不可能です。気圧されると共に、とてもワクワクしました。見知らぬ世界に踏み込むのは、いつの時もドキドキしてしまいます。

しかしその一方であまりの女性の多さに、出会いたい女性の条件を特に決めていなかった俺は困惑することとなりました。明確なタイプなどもなく、またたとえあったとしても、相手の女性が本当にそのタイプに該当するかも定かではありません。出会い系とはかくも難しいものなのかと、改めて実感しました。

動かない事には何も始まらないということで、ひとまず何人かの女性にメールを送ることにしました。我ながら現金なもので、メールを送った女性はどれもキレイな写メを掲げている人たちばかりでした。

どうせ不倫するなら少しでも可愛い女性の方が良い

これは当然の欲求ですよね。不倫を前向きに捉えてしまっていることへの罪悪感は、その時は考えませんでした。高揚感のせいでしょう、妻への申し訳なさよりも、出会い系という未知なる世界への期待感の方が上回っていました。

「初めまして。33歳の○○と申します。
突然のメール申し訳ございません。プロフを拝見させて頂き、興味を惹かれましたのでメール致しました。

私の目的は、プロフィールにも書いてある通り「不倫相手の女性を探すこと」です。不貞行為だとは重々承知していますが、様々な事情があり、このような希望をもって出会い系に登録することとなりました。

宜しければ一度お話してみては頂けませんか?
連絡お待ちしております」

このような文章をコピペで送りました。初対面の相手にはきちんと礼を尽くす。これは仕事でも同じことです。メールを送り、予想以上の達成感を抱きながら俺は会社に戻りました。結局その日の外回りはほとんどカフェの店内だけで終わってしまいました。

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