出会い系で知り合った同い年の人妻と食事に行ってきた

前回のトラウマからようやく復活できました、どうもマサヤです。

改めて妻のありがたみをしみじみと感じたり、不倫相手のまなみちゃんに事の顛末を聞いてもらって慰めセックスをしたりして過ごしていました。やはり誰かに話せるというのは良いものです。
不倫関係とはいえお互い干渉はしないので嫉妬もされませんしね。

出会い系の活動はぼちぼち行っていましたが、メールを送ったりはせず、巡回をするくらいに留まっていました。さすがに気が引けるというか、トラウマが抜け切っていなかったんですね。

そんな中、今回復活したのはほんの偶然から、

とある女性(人妻)と出会うことができたからです

人妻というと前回の惨劇を否応なく思い起こしてしまいますが、今回はそんなことありません。俺と同じ33歳。その女性の名前は、かおりさんといいます。

出会い系で知り合った人妻はなかなかの清楚系美人

パートに出ているというかおりさんと会う約束をしたのは、やはり平日の昼間でした。お互い既婚者ですので土日はリスクが大きすぎ、そうなると自然会えるのは平日の日中ということになってしまいます。行動の制限が著しいのですが、それもまた不倫の醍醐味だと言ってしまうのはいささか不謹慎でしょうか。

その日はランチデートをしようということになりました。俺も仕事中ですし、かおりさんも幼稚園に通うお子さんがいて、ランチをいっしょにするくらいの時間しか取れませんでした。

その日はあいにくの雨でした。そのせいで電車がやや遅れ、俺は待ち合わせ時間に遅れてしまいました。ただでさえ会える時間が少ないのにと、苛立っていましたが、ふと俺は思いました。

遠めからかおりさんを確認してみてはどうだろうか

前回の教訓を踏まえて写メ交換を申し出たものの、結婚していることを理由にそれは断られていました。やむなく顔を見知らぬままに出向いたのですが、もう既に待ち合わせ場所にいるであろう彼女を遠くから観察し、ダメだったらドタキャンするくらい許されるのではないでしょうか。それくらいの狡猾さが出会い系には必要な気がします。

「どんな服装をしていますか?」
「若草色のワンピースを着ています」
「傘は何色ですか?」
「白です」

このやりとりだけで楚々とした出で立ちが頭に思い浮かびましたが、期待は禁物。俺は首を回して、それらしき女性を見つけました。顔は傘に隠れて窺えませんが、少なくとも太っているということはなさそうです。

あれならば顔が多少ひどくても大丈夫だろう

彼女の元へ歩み寄るべく、俺は足を踏み出しました。徐々に近づいていくも、傘のベールはなかなか晴れず、あと数歩で隣に並べるといったところで、斜めに傾けられていた白い傘が不意に持ち上がり、かおりさんの顔が露わになりました。

「かおりさん、ですか?」
「はい。まさやさんですね」
「すみません。遅れてしまって」
「いえ、こちらこそお仕事中にわざわざありがとうございます」

決して派手ではない、しかしそれでいて地味でもない顔立ち。清楚という言葉が一番しっくりくるかもしれません。おっとりとした口ぶりからはどこか良いところのお嬢様といった雰囲気が見て取れ、一見おばさん臭そうな若草色のワンピースも、彼女が着ると実に品が良く見えました。柔和に微笑む口元にはえくぼが浮かんでいました。

同い年の人妻と知り合ったのはひょんなことがきっかけでした

ある日、見知らぬ女性が俺のプロフに足跡を付けていて、珍しいこともあるものだと跡を辿ると、「よろしくお願いします」とだけ書かれたプロフに行きつきました。それが今回会ったかおりさんです。

前述の通り、出会い系の活動にあまり身を入れていなかった俺でしたが、その日はたまたま出会い系のメルマガからサービスポイントを貰った直後ということもあって、気まぐれに彼女にメールを送ることにしました。

「足跡ありがとうございます。良かったらお話しませんか?」

かなり気の抜けた、返事をろくに期待していないメールだったのですが、案に相違してかおりさんからメールが返ってきました。驚きましたが、これも何かの縁かと思い、俺は彼女とやり取りを始めたのでした。

「すみません、足跡付けちゃってましたか?」
「あまり意図した感じではありませんでしたか?」
「そうですね。すみません」
「これも何かの縁だと思うので、もう少しだけ話しませんか?」

その後、俺たちは何通ものメールを送り合いました。同い年という偶然から息も投合し、またお互い結婚しているという境遇も仲良くなる速度を速めたように思えます。LINE交換を申し出ると、さすがに警戒心が働いたのか、彼女はメールならと言いました。特段不都合を感じなかった俺は、それを了承しました。

写メ交換を申し出、断られ、しかしそれでも俺は彼女とのやり取りを止めたいとは思いませんでした。前回のようなことがあったので、写メなしでは会うこともできないと憤慨してもおかしくはないと思っていたのですが。おそらく、容姿よりも中身に興味をそそられていたのでしょう。俺はかおりさんに会いたいという気持ちを伝えました。

「良かったら今度お会いしませんか?」
「平日はパートがありますし、土日は旦那と子供がいるので…」
「パートは毎日あるんですか?」
「いえ、週3、4くらいです」

柔らかな拒絶をあえて無視して、俺はしつこくならない程度にかおりさんを誘い続けました。煮え切らない態度が続いていたものの、ついにそれにも終わりが訪れました。

「お昼ご飯をごいっしょするくらいなら」
「ありがとうございます!いつが都合良いですか?」
「あと、できればあまり人目につかない場所でお願いします」
「はい、もちろんです」

会うまでにそれなりの日数を要しましたが、だからこその達成感がありました。今までのあっさりとした出会いも良かったですが、今回のようなケースもたまには良いかもしれません。恋愛を楽しんでいるような、そんな気分になれます。

出会い系の人妻との初対面は食事をしただけで終わりました

ランチには半個室の部屋を提供している店を選びました。これならば顔を見られないで済みます。それなりに洒落た店で、あまり行き慣れないのですが、かおりさんはさすがというべきか、すっかり雰囲気に馴染んでいます。

「どうして会おうと思ったんですか?」
「え?」
「あ、いえ、会うと言ってくれたのが少々唐突に思えたので」
「そうですね…」

会ったら聞こうと思っていた質問の答えを、彼女は時間をかけて考えました。初対面同士、ややもすれば気まずくなりがちなその時間も、彼女といっしょだと不思議と気づまりな感じにはなりませんでした。

「雨が降っていたので」
「雨?」
「はい。誘ってくれた日、雨が降っていたのでお受けしました」
「はあ」
「私、雨女なんですよ」

掴みどころがないというか、なかなか理解に苦しむ感性をお持ちのようです。文脈から察するに、雨女は雪女と同等の意味を持つのでしょう。少なくとも字義通りの意味ではなさそう。まあ、その日は雨が降っていたので、そちらの意味でも間違いではないかもしれませんが。

話を振ればかおりさんは何でも答えてくれますが、どの答えもなんとなくピントがずれていたり、あえて変なことを言っているようにも思えました。その度に俺は困惑した笑みをこぼしてしまうのですが、おっとりとした表情で可愛らしいえくぼを浮かべる彼女を見ると、これはこれで良いかと妙に諦めが良くなってしまうのがとても不思議でした。

ランチの時間はあっという間に過ぎ、帰る時間となりました。駅まで送るわけにも行かず、店の前でお別れです。

「また誘っても良いですか?」
「うーん、天気によるかな」
「分かりました。じゃあまた雨の日に誘います」
「それじゃあまた雨の日に」

雨女ことかおりさんは去っていきました。偶然でしょうが、彼女の姿が見えなくなると雨は止みました。旦那さんはどんな人だろうかとふと考えましたが、首を振ってすぐに疑問を振り落とします。考えてもしょうがないことです。

そのまま雨上がりと共に消えてしまったようなかおりさんでしたが、その後もメールはちょくちょくしています。残念ながらあれ以来雨は降っていません。不倫と呼ぶには、少々プラトニックに過ぎる出会いでした。